―-まずは清水プロデューサーに、5thシングル製作の過程を。
満を持してと言いますか、5枚目はCDを流通に乗せる計画でしたので(4枚目までは自主制作盤)、そのことを見据えての製作でした。コンセプト的にはこれまでと変わらず、バラエティに富んだものにしたい、そして売れるCDにしたいと。これまでの楽曲コンセプトはそのままに、でも今っぽさもちゃんとあるように・・・というのが当初からの構想です。2013年の夏くらいから準備をして進めてきました。
―-それでは、1曲ずつ解説お願いします。まずはリード曲『ハイブリッドガール』について。
全国発売ということで、やはり豊田をアピールしなければと思いまして、豊田と言えば車、そして今なら“ハイブリッド”だろうと安易な連想で・・・(笑)、まずは「ハイブリッドガール」というタイトルを決めました。タイトルありきですね。某世界的大企業がCMで使ってくれるといいんですが・・・(笑)。
ちょうどその頃、豊田市出身で現在は東京に住んでらっしゃるsamanoさんと知り合いまして、samanoさんは何曲かアイドルさんにも楽曲提供されているとのことで、故郷のアイドルならぜひ協力したいとおっしゃってくれて、それならと作曲をお願いしました。
歌詞は、タイトルありきでのお願いですので、気心の知れた人に頼みたいと思いつつ、新しい人材発掘もしたいという思いもあり、豊田で芝居の作演出をしているどうまえなおこさんにお願いしました。
そしてアレンジは、ずうーっとStar☆Tに楽曲提供いただいている松中・菊池コンビの菊池さん、という、Star☆Tで繋がった3人にお願いするというグローバルな作り方をしましたね。
samanoさんの曲は、ちょっとノスタルジックな歌謡曲っぽさのある曲で、そもそものStar☆Tらしさが出るなと思いました。ただ、Star☆Tの曲は今風じゃない、ノリがよくないって評判も聞いてましたんで(メンバーもそう言うんですよね・・・)、菊池さんにはノリのいい、今っぽいアレンジをお願いしました。サビの4つ打ちなんかはそういう要望を聞いてもらった結果ですね。
詞は、「ハイブリッドガール」なので、もっとハイパーな世界観を打ち出して・・・なんて案もあったんですが、曲自体がとてもシンプルでやさしいので今の形に収まりましたね。どうまえさんは歌詞を書くのは初めてだったんですが、きっちりとアイドルの王道感を出してもらえたと思います。