2014年04月18日

【楽曲解説】プロデューサーによる「ハイブリッドガール」楽曲解説その2

―-続いては2曲目の『恋のよ〜いStar☆T』を制作した木蓮堂の和香さんと正木さんにお聞きします。まず、作詞・作曲の和香さんに、この曲を書いた思いとはどんなものだったんでしょうか?
 今まで喪失感溢れる曲しか書いていないから、今回ディスコという発注にワクワクしました。もともと2人とも、綺麗なメロディのあるディスコソングが好きで「君の瞳に恋してる」みたいに、いい歌メロがあるのが基本で、合いの手が入ったりみんなでFu〜☆って言える曲にしたいと話してました。
――前作『Sha・la・la』(4thシングル収録)に引き続いての作詞・作曲ですね。
 今回は、本業で忙しい正木さんの逆鱗にふれないよう「2人コンペ」に出す曲を早々と考えました。正木さんも、メジャーの明るく歌い上げるようなディスコソングを用意してたんですが…今回も私のメロディーを採用してもらえました。
――曲作りで気をつけていることは?
言葉のイントネーションが合っているか、歌詞の意味が、呼んでいるメロディになっているかどうか。歌詞は、難しいことは書けないし、素敵な言葉を巧みに用いる表現力もないけれど、できることなら聴く人が共感できる曲にしたい。ほんの一部分でも、じわっとくる部分をつくれるように…どうしたらそれができるのかな?といつも悩み考えてます。
 できた歌詞が呼ぶわかりやすいメロディをのせて、自分で何度も歌ってみます。一応コードをつけて歌って、この時に、ここはこう歌って欲しいなっていう、歌い方のこだわりはキッチリ入れて、ぼんやりしてた曲像を自分の中でハッキリさせます。
 あとはもう正木さんにアレンジで背景を全部表現して貰うのでよろしくって投げ捨ててる感じです。
 歌詞づくりは毎回悩むのですが、今回は意識して女の子らしい歌詞にしたいと考えました。まず入れようと思ったのが「ずるい!」という歌詞。自分の娘が、他の子よりも自分を見て欲しい、褒めてほしいというとき「ずーるーい〜」ってスネてくるのが、ストレートで可愛いなぁと思って。
 それが、音程がついていて感情がより伝わってくるのが面白くて、これを入れようと思いました。
 Star☆Tの子達が「他のアイドルではなくやっぱり自分達を、わたしを見てほしい!魅せたい!」という思いでがんばって、レッスンを重ねてステージに立っている姿と重なりました。
 それを一般的な女の子の歌詞にするには?という流れで、恋愛の歌詞にし、「Star☆T」と「恋のスタート、ゴール」という言葉をひっかけての歌詞づくりの中、女子ならではの「元気で強気なストレートな部分と、繊細で臆病な大人の部分とが交互にやってくる」ようなのを表現できたらなぁと思いました。
 かわいいアイドルだから男性からの支持を得るだけでなく、女子もStar☆Tの歌に共感してもらえるような曲を作りたい。若い子たちのお母さん世代も聴いたことあるような、例えばおこがましいですけど、ドリカムや広瀬香美さんみたいなみんなが歌いたくなる曲になっていれば嬉しいです。
――今回のレコーディング、選抜メンバーに関しては?
 歌詞の内容のイメージに、歌声が合っていた子に歌ってもらってます。
 繊細な部分はかすみんとかなちゃん、元気でストレートに求める部分はなぁちゃん、少し憂いをおびた部分はあかりん、負けたくない一途な想いはれおなちゃん、急に弱気でかよわく応援したくなる可愛さはななえさん、本当にその子その子のパーソナルにあっているのかはわかりませんが…。
――それではアレンジの正木さんにお聞きします。サードシングルに提供された『Motor City Queen』から、2人の共作が始まったんですよね。
 作業としては、作詞・作曲のどちらかを、それぞれが担当するという分業制ではなく、詞も曲も、二人で意見を出し合って進めていきます。そういう意味では、真の共同作業なのですが、ではなぜ作詞・作曲 木蓮堂とならないかと言うと、いわゆる共作ではなく、競作だからです。
 プロデューサーからお題をいただき、二人で十分なディスカッションをしたあとに、鼻歌程度のモチーフ提出と、プレゼンのような歌詞イメージ会議を経て、二人コンペが行われます。残念ながら2作連続で私の曲は却下されていますが、どちらかが書けなかったとか、クレジットを公平にわけあっているわけではなく、ある意味ガチで毎回勝負している結果です。
 年齢が離れており、しかも性別も違う2人ですが、意外にも音楽の方向性が近いので、コンペ終了後は、結果に拘らず本来の共作が進むわけです。
 こうして作業が進む中、テンポを決めたり、Keyを変更したり、所謂伴奏付けを私が担当しています。和香は“あとは任せた”と言いながらも、かなり細かいチェックを入れてきます。(苦笑)これに関しては、作家2人が同世代を生きていないので、所謂何々風というのが共通言語としてないため、若干の苦労(言いたいことの翻訳作業)を毎回することになります。
 ただこれが、ミスマッチとか、誤解が誤解を招くとか、怪我の功名ということになり、面白いものが生まれるのも事実です。
 二人とも職業作家でもなければ、腕の立つミュージシャンでもなく、どこにでもいる音楽好きの大人です。
こういうチャンスを頂けていることに、いつも感謝して作業させていただいております。
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