2019年08月30日

【楽曲解説】プロデューサーによるStar☆TSOLO10プロジェクト楽曲解説その1(全体について、松中啓憲 牧野凪紗「キミシカイナイ」、嶋ア友莉亜「Escape」)

メンバー10人が豊田ゆかりのアーティスト10組とタッグを組んでソロ曲10曲を制作したStar☆TSOLO10について、各楽曲について、制作者のみなさんにお話しを伺いました。
Star☆TSOLO10特設ページ(制作者プロフィールほか) http://star2t.com/solo10.html
Star☆TSOLO10配信サービス一覧 https://linkco.re/57P07ZuX

― まずは、トータルプロデュ―サ―の清水Pより本プロジェクトについてお聞きします。
清水:Star☆Tは毎年冬にCDを出して、夏には…という話は毎回この楽曲解説でしてるので割愛しますが(以前の楽曲解説ご参照ください)、2019年の夏のプロジェクトはどうしようかなと考えた時、3つの要素がありまして。
1つは、昨年の夏にStar☆Tでは初のソロプロジェクトとして牧野凪紗のソロシングルを発表したんですが、思いのほかよかったなと。アイドルらしいとかライブ沸き曲を作る制約を解いて、色んなジャンルの曲に挑戦できるのはシンプルに楽しい、こういうソロまたやってもいいな、牧野以外でも…なんて思ったんですが、でも順番にソロCD出していくのもなかなか難しい……。
で、ここで2つめ、昨年末に既発表曲全曲の配信サービスを始めたんです。やはりアイドルはCD販売が主流だったりするので、これまで配信やってこなかったんですが、みなさんの音楽鑑賞ツールは現実的にはCDよりもスマホでしょうし、Star☆Tのコンセプトとしてもより多くの人に楽曲を聞いてもらいたいということで。それで、そうだ、配信限定だったらソロ曲やれるかなぁとなって。
最後3つめは、アルバム「メロウ」で豊田ゆかりのアーティストのみなさんに楽曲制作いただいたのが大変好評で、最新シングル「ご当地ソング」は逆に敢えて松中さん菊池さんコンビに全楽曲を制作してもらうコンセプトだったんですが、またみなさんにも楽曲制作お願いしたいなと。
ということで、そうですね、今年の2月くらいに方向性を決めて(前回の「ご当地ソング」楽曲解説座談会の時にオフレコで松中さんや菊池さんには構想お話しした記憶があります)、2019年の夏のプロジェクトにしました。
― 具体的な経緯を教えてください。
清水:メンバー何人のソロを作るかは迷いました、曲数が増えるとまあその分もろもろ大変ですし。でも数曲だと大体歌うメンバー決まっちゃうなぁと。出来上がりが予想できちゃつまらないし、若手の歌唱力も上がってきてるから、多めに作りたいなと。それで4月くらいから、「メロウ」で楽曲制作お願いした方や新たにお願いする人(TUT-1026さん、Emiliowlさんは今回初依頼)にお声掛けして、ほぼ快諾いただいて、メンバー9人アーティスト9組で“SOLO9(ソロナイン)”でいこうとほぼほぼ固まったんです、プロジェクト名もいい感じだなと。
そんな頃ちょうどStar☆Tの年度末打ち上げがありまして、松中さんと菊池さんが来てくださって、その話になって菊池さんが「今回は松中とのコンビじゃなくて1人1人でやりますよ」って言うんで、じゃあSOLO10にしちゃおうと、酔った勢いで(笑)。ということで10曲やることになりました。
5月始めにメンバーの歌オーディションをしまして10人を選考しました。これはガチオーディションです、点数も付けて。近藤実希や瑠果は選考ライン上でした、選ばれなかったメンバーとほとんど差はなかったですが、最後はシンプルにオーディション時の出来で決めました。そこからもろもろ考慮して楽曲提供アーティストさんとの組み合わせを決めて、曲作りに入ってもらって、7月中旬にレコーディング、7月下旬完成のスケジュールでした。
今回いろんな人から「メンバーとアーティストの組み合わせが絶妙だね」と言ってもらいまして、ホッとしています。でも、組み合わせは案外ぱぱっと決めたと思います、それほど悩まずに。今回の私の仕事はここまで、あとはお任せします!って感じで(笑)。

― それでは1曲ずつ、各曲プロデュ―サ―にも登場いただいて解説お願いします。まずは、「キミシカイナイ」制作の松中啓憲さんから。
松中:今回、夏、水着、デュエット曲、リード曲、色々な要素がありましたので、構想には時間がかかりました。特に、いつも共同制作している菊池も今回は別楽曲制作があるため、Star☆T楽曲を松中一人で制作するのは初となります。
清水:他のアーティストさんには、まったく自由に縛りなく好きに作ってくださいってお願いしたんですが、松中さんにだけは「牧野はこれまでにStar☆Tでも自身でも何曲がソロやってるので今回は松中さんとのデュエットでやりたい」「最初にMV公開したい、ついてはメンバー水着出演のMVにしたい」などなどかなり無茶ブリをしまして…(汗)。もう長年楽曲制作をお願いしているよしみで。
松中:実は、楽曲制作のお話をいただいた時点で、松中啓憲自身のNew CDの発売が決定しており、こちらの新曲も同時制作となったため、松中啓憲のソロ曲としても、デュエット曲にもリアレンジできるものを最初にイメージしながら、Star☆T楽曲を1番に制作していこうと考えました。
― デュエット曲も始めてですね。
松中:1番難しかったのは、キーの問題でした。女性と男性では、平均で約4音ほどキーが違います。歌を作るとき、通常1人の歌い手のキーの幅の中でメロディを作っていきますが、デュエット曲となると、2人のキーの幅を検討して、同時にパート分けもしながらメロディを考える必要があります。
世の中にあるデュエット曲のキーの使い方には、大きく分けると2つのタイプがあります。一つは、キーの高さを共有するやり方。もう一つは、男声が1オクターブ下げたパートを歌うやり方です。1992年初公開のディズニー映画「アラジン」の主題歌『A Whole New World』はデュエットとしても有名ですが、Regina Belle & Peabo Bryson の歌う主題歌では、男声は高音キー、女声も低音が豊かに歌えることが必要で、非常に難しいです(ちなみに劇中歌では、後者のやり方で行われています)。
牧野凪紗ちゃんは、キー幅を広く歌う事はどれくらいできるかな、でもあえて挑戦してもらいたいという思いと、ライブ等でも広く歌い上げている様子でしたので、今回はお互いのキーは共有する前者のやり方で、歌パートも同時進行で考えながらつくっていきました。また、実際にハモリの部分も多くつくり、ハモリも挑戦してもらおうと考えました。
― 歌詞については。
松中:歌詞は、真夏の海をイメージして作りました。消えて無くなりそうな不安もある、どこか少し陰もある内容なのですがそれでもこの夏はキミと出逢って変わったんだという部分をサビに強くもってきました。
曲調はアレンジによって大分変ります。松中ソロ版は陰の部分がより強調されていますがデュエット版では、よりライトになっていると思います。同じ曲を、短期間で別アレンジを行うのも初めてのことで、これも大変でしたが、違いを出したいという思いも強く、アレンジにコーラスをふんだんに使いました。また「Only Shining Star」の2番で使われているようなピアノ、それから、Star☆T楽曲でいつもGuitarを弾いてくれている木曽義明くんのメロウなGuitarに全体的にデジタルサウンドを多めに使って、明るいアレンジになったと思います。夏っぽい軽快感でドライブ、お出かけの時に聴いていただけるといいなと思っています。
歌は実際、レコーディング前に仮歌の録音を聞かせてもらい、ちょっと高くで辛そうかな?と思ったところもあったのですが、レコーディングでは上手にやってくれたと思います。実際、ボーカルレコーディングには僕自身が行けず、代わりに菊池に当日のディレクションをお願いする形になってしまいましたが、事前に牧野凪紗ちゃんと電話打ち合わせをさせてもらい、ウェイトを置く言葉や歌い方など、いくつかディレクションをさせて貰っていました。当日もスムーズに録音が出来たとのことで、ボーカルRecもとてもいい感じになっていたと思います。
アイデアとして、間奏にフリーフェイク等を入れるのもあったのですが、今回は事前につくったフェイクを入れてもらい、コーラスもいくつかお願いしました。牧野凪紗ちゃんのボーカルの良さだけでなく、歌を使った音楽の部分も触れてもらえる新しい音源になったと思います。多くの方に聞いて頂きたいです。
また、松中啓憲のソロバージョンでも、雰囲気の変わったアレンジにあっていますので、是非こちらとの聞き比べもして頂けたらと思います。
「キミシカイナイ」松中ソロバージョンも収録の2nd Maxi-single 「あなたがくれたもの」松中啓憲(2019.7.12発売)
詳しくは松中啓憲サイト http://matsunaka-akinori.office-cs.net/
「キミシカイナイ(short ver.)」ミュージッククリップ https://youtu.be/ymAtFg2P7kg


― 続いて、嶋ア友莉亜「Escape」制作、Emiliowl[エミリオウル]の福澤孝博さんです。
福澤:初めての楽曲提供ということで、まず感じたことは、Star☆Tファンの皆さんに怒られないように良い曲を作らなければという責任感ですね(笑)。
世の中には周りの期待に応えようと頑張って、頑張り過ぎて自分が参ってしまう。それでも立ち止まるのが怖い。そんな人たちがいて。そんな優しい頑張り屋さんたちにたまには立ち止まってもいいんじゃない?一度休んでみたら?ホッと一息、コーヒーでもどう?
みたいなコンセプトで作った曲です。
歌のレコーディング中に清水さんが友莉亜さんについてポロっと言った一言"この子は頑張り過ぎて都合よく使われちゃうタイプだね"これを聞いたときパズルのピースが音を立ててパチっとハマったような。
偶然は必然。音楽っていうのは必要とされている人のところへ引き寄せられるのかもしれませんね。
― レコーディングはいかがでしたか?
福澤:初めて彼女の声を聴いた感想ですが、とても印象的で。幼さの残る、ツヤのある、それでいて切なげ。
周りの歌うまい系のボーカリストにはなかなかいないタイプなんで新鮮でした。
これからもその素敵な個性を生かして歌い続けて欲しいなと思います。
清水:Emiliowlさんの名前は少し前から存じ上げてまして、ずっとStar☆Tのレコーディングをお願いしているVOXBOXスタジオの深井さんから「とってもいいユニットがいますよ」って。それでMV観たり曲聴いたりして「かっこいいな〜、なんか絡みたいな〜」とずっと思ってまして(笑)。エフエムとよたで番組始められたのも知ってましたので、今回の企画なら曲依頼できるかもって、エフエムとよたのディレクターに繋げてもらって依頼しました。Maiさんの曲も詞も、もちろん声も大好きで、それにアレンジ、トラックメイクもジャジーで生音でシンプルで、、、もうただただファンで、うちのメンバーにEmiliowlさんの曲が歌えるのか、、、という不安は考えないようにしてエイヤーでお願いしちゃいました。あがってきた曲もとってもいい曲で、勝手に「Emiliowlの代表曲になるじゃないか」って思ってます。確かにとっても難しい曲で…嶋アの声はStar☆Tの中でも決して黒い方ではないので、この組み合わせが一番悩んだんですが、でも難しい曲をやれるのは”頑張れる”嶋アしかいないかなと。実際、嶋ア“頑張って”歌ってると思います、Maiさんの丁寧なガイドボーカルも事前にいただいて、頑張って練習してレコーディングに臨んでくれました。
― 「Escape」はMaiさんが歌うセルフカバーバージョンも配信中です!
「Escape」Emiliowl盤配信サービス一覧 https://linkco.re/DUhM1zzx
ライブ出演情報
JAMMIN' presents「BREATHE」
日時:2019/10/18(金) 開場18:30/開演19:00
会場:名古屋JAMMIN'
料金:前売\2500(D別)/当日\3000(D別)
出演:コハクノアカリ Emiliowl 若杉奈姫
詳しくは、Emiliowlサイト http://www.emiliowl.com/


楽曲解説その2((朝空詩珠紅「私だけの夢」、misola「Dance With Me」、荒武彩音「Glorious Future」、萩野陽向子「笑って。」)
楽曲解説その3(近藤実希「この世界にソウルを放て」、和久田朱里「Summer Glow」、浜川一愛「はつこい」、瑠果「Dream it, Wish it, Do it! 〜夢見ろ・望め・実行せよ!〜」)
ジャケット.jpg


posted by Star☆T at 17:57| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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