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― 続いて、朝空詩珠紅「私だけの夢」制作の藤村のりおさんです。
藤村:まず、今回もまた声をかけていただきありがとうございました。とても嬉しかったです。そして何と言っても、企画内容が面白く、清水さん、さすがと言う感じでした(笑)。
清水:いえいえ、藤村さんは「メロウ」収録の「恋するマーメイド」、牧野凪紗ソロ「STORY」に続く楽曲提供で、これまではいろいろ要望をした上での依頼だったので、今回は思いっきりやりたい曲をやってもらおうと。
藤村:歌ってくださるのが朝空さんと聞いて、「恋するマーメド」の時にメインで歌ってくださっていて、とてもステキな歌声だったので不安なく制作に入れました。ただ、曲の方向性を考える際とても悩みました。優しい声をしているので、期待を裏切り力強い感じにするか、優しい可愛らしい曲にするか。悩んだ挙句、どちらも出せたらいいなと思い、この曲が出来ました。
明るいようで悲しい、強いようで弱い。そんな、感じか伝わってくれれば幸いです。
清水:今回の10曲は本当に色んなジャンルの曲が揃ったんですが、いわゆるアイドル曲ってこの曲だけなんですよね、結局藤村さんは自分の好みを押さえてアイドルに寄せてくれたなと(謝)。明るいようで悲しい、強いようで弱い、確かにそうですね、歌謡曲っぽいノスタルジー感もありつつ今風でもある、生バンドでこの曲やったら結構パワフルな曲になりますよね、これぞ藤村ポップスだなと思いました。
作詞についていうと、今回10曲中3曲が歌うメンバー自身で作詞しているのですが、3人とも作詞初挑戦で、さらに進み方も三者三様で。「Dream it, Wish it, Do it! 〜夢見ろ・望め・実行せよ!〜」の瑠果は、デモ到着が遅くてヤキモキしてたんですがデモがきたらパッと一晩で書いてきて、ざっくり大まかな内容的なアドバイスをしただけでもう1回書き直して完成で、私の直しは全然入ってません。「Glorious Future」の荒武彩音は、テーマはどうしたらいいかとか、細かい部分についても何回もやりとりして、作曲のGENTさんの意見も聞いたりしてかなり時間をかけて完成したんですが、こちらも直接私の直しは入ってません。で、朝空「私だけの夢」ですが、本人に書きたい内容ははっきりあるようなんだけどうまく歌詞にできなくて、レコーディングギリギリになってしまったので1コーラスと半分くらいの言葉から私が肉付けして…完成させたという経緯でした。でも、この歌が一番本人が書いたっぽいんですよね、自伝的でストレートで。私もサポートながら「いい詩ができたな」という手ごたえというか満足感がありました。曲と詞と歌がピタッと寄り添っている感じというか。
歌も、朝空の歌はストレートで優しい声だけど、ややもすると感情の起伏が歌い分けられないところがこれまではあったんですが、今回は全然そんなことなくて、とてもエモーショナルに気持ちが伝わってくるボーカルです。自分で書いた詞ということもあるし、息遣いとかも丁寧にレコーディングの深井さんが拾ってくれたということもあるかなと思います。
藤村:また今後もぜひ参加させてください^_^
清水:ぜひよろしくお願いします!
― 続いて、misola「Dance With Me」制作のTUT-2016さんです。
TUT-2016:話をもらってすごくワクワクしたのを覚えてます。普段からよくステージでも一緒になっていたこともあり声をかけてもらったことが嬉しくてお話をもらって本当にすぐに書き出しました。そして実際、すぐに書きあがりました(笑)。
その後、少し修正しましたが、基本のメロディーや歌詞は、ほぼそのままなので、作詞作曲は苦労しなかったというイメージがあります。
逆に編曲にはすごく手こずりました。今回は、Factorzのお二人に編曲をお願いしているのですが、リリースのギリギリまで何度もやり取りして修正を加えて完成しました。ゆったりした曲調なのでビートの組み方で、サビの疾走感を出すように工夫してあります。
まだ誰が唄うかは分かってませんでしたが、曲調等々は、普段のStar☆Tのイメージから離れても構わないということだったので、自分の得意なダンサブルなナンバーで、しかも自分自身でも挑戦したいと思っていた、いま海外で流行ってるトロピカルハウス調にしようと考えました。またリリースの季節も考慮して、設定は「夏の海での出会い」をイメージ。元々、女性目線ということに気を使って書き出していたのですが、唄うのがmisolaちゃんと分かってからは、彼女が唄うことを想像しながら書き上げました。
あとあえて、英語詞を多く取り入れたのは、ソロプロフェクトという企画なので、これも変わったことをするということを心掛けた結果でした。
― ボーカルレコーディングはいかがでしたか?
TUT-2016:ボーカルレコーディングは、かなり緊張しました。というのも、自身が歌唱するのではないという事と限られた期間、そしてレコーディング時間で上手に出来るかという部分が大きかったです。
英語詞が多かったり、仮唄が男性(僕の声をオートチューンで上げたモノ)の声で渡していたので、上手にイメージが伝わるか心配していたのですが、レコーディングは、予想以上に良いものになったと思います。
途中経過としてレコーディングの数日前に録った声を聞かせてもらっていてある程度の予想をして当日を迎えたのですが、misolaちゃんが、毎日ライブで忙しい中、さらにしっかりと唄い込んで来てくれていて、本番はかなりスムーズに、しかも思っていたモノよりもずっと高いクオリティーのボーカルが録れたと思います。
英語詞も多く、一気に高音に行ったりする難しいメロディーで唄い込めていないとどうしても上ずってしまいがちな曲なのですが、低音をならすように太い声を意識してもらえました。
― この曲の聴きどころを。
TUT-2016:曲の聴きどころは、間違いなくRAPパートだと思います。misolaちゃんと一緒にやるということが決まり彼女の方から「RAPパートが唄ってみたい」というリクエストを受け作りました。RAPパートは、特にカッコいいという事を優先して唄いやすさは、二の次だったのですが(笑)、難しい唄いまわしを、ただ唄えてるだけでなく、声の雰囲気も意識出来ていて、すごく良いです。
せっかくコラボレーションで曲を作るという意味でも彼女からの提案が曲に反映できて、すごく良かったです。曲の中でも、ガラッと変わる雰囲気が良いスパイスになってます。
あと、コーラスでは、Star☆Tのプロデューサーの清水さん、EmilliowlのMaiちゃん、そしてメンバーの友莉亜ちゃんが参加してくれているので声を探してみてください!(笑)
それから、聴きどころではないのですが、今回の曲にmisolaちゃんがつけてくれたダンスの振りがめちゃめちゃカッコいいのでライブはお薦めです!そして、もちろんライブでもRAPも、必聴です!
清水:タットさんとは本当にStar☆Tデビュー当時からイベント等でよく一緒になって、同じWE LOVE とよたサポーターズですし、「メロウ」の時もお願いしようかなぁと思ったんですが、あの時はアイドル曲っていう縛りがあったので、逆に苦労かけちゃうかなというのもあって…でも今回はソロなので思いっきり好きなように作ってくださいって念願の初依頼でした。で、ガンガン元気なタット節の曲でくるかなって思ったら、ミディアムテンポでちょっと大人っぽくて、いい意味で裏切られたというか「おー、なかなかいい曲じゃね?」ってStar☆Tの中でもなってましたね。Misolaにもとってもあってるなと。
― TUT-2016さんは、2019年6月27日に3rdアルバム「PARTY TIME」をリリースされたところです。全国のCDショップやインターネットショッピングで購入できます!ぜひぜひチェックお願い致します!
TUT-2016 3rdアルバム『PARTY TIME』
製品番号: CLT-7049 JANコード 4562324731436
定価 2,000円(+税) 発売日2019年6月27日
詳しくはTUT-2016さんサイト https://tut-1026.com/
― 続いて、荒武彩音「Glorious Future」制作のGENTさんです。
GENT:話をいただいたときはバラードものにしようか、ポップ路線にしようか色々考えました。後々アニメ大好きなあーちゃんが歌うことになったので、アニソンっぽい曲にしよってなりました。後から聞いた話ですと、X JAPANっぽい曲を書いてくるんじゃないのかみたいな噂があったみたいですね(笑)。僕はアニメは全然見ないですが、アニソン調の曲は大好きですし、あーちゃんが歌ってる感じもイメージしやすかったので、すんなり曲が出てきました。
清水:以前、好きなアーティストは?ってGENTさんに聞いた時に「X JAPANとか好きでしたよ」って言ってたから、あやねにX JAPAN曲がくるぞって脅してました(笑)。GENTさんは「メロウ」の時に提供いただいた「アイ♡ワナ」がライブヘビロテ曲で人気曲なんですが、今回もきっちり沸き曲を作ってもらったなと思います。デジタル感もバンド感もあるハードロックが荒武の声質にも合ってます。
GENT:ボーカルレコーディングは、しっかり練習してきてくれたのか、スムーズに録り終わりましたね。流石です!
― 曲の聴きどころ、アピールポイントを。
GENT:今回は生バンドっぽさを出したくて、ギターはもちろんですが、ベースをなんと笑劇派の長尾しのぶさんの息子でもある、じゅりーさん(魅惑シネマ)に弾いてもらいました。やっぱりベーシストのベースアレンジが入ったことによって、より生バンドっぽくなったと思います。ドラムとシンセは打ち込みですが、ドラムに関してはより生っぽく聞こえるようにスネアの打点をわざと微妙にずらしたり、調整しまくりました。ギターも2種類のギターを使いまして、バッキング(伴奏)は友人から借りたギブソンレスポールカスタムでソロは僕がメインで使ってるESPの白いギターで弾いてます。多分皆さんが気にならないところにこだわってみました(笑)。
清水:荒武本人が作詞初挑戦で、どこから手を付けたらいいのかって苦しんでましたが、本人もアニメ好きで、楽曲もアニソン感があるから架空のアニメストーリーを考えてその主題歌だと思ってテーマを作っていって…と色々アドバイスをしながら、でもちゃんと最後まで1人で完成させてました。
― GENTさん最後に告知を。
GENT:昨年の12月〜3月にかけて4ヶ月に渡り作品を配信で発表しました。T.M.Revolutionのサポートベーシストで有名なIKUOさん(Rayflower,BULL ZEICHEN88)に弾いて頂いた作品もあれば、Star☆Tからは牧野凪紗ちゃんも「Shine」という曲で参加してくれてます。どうぞ聴いてみてください!
GENTさん音楽配信サービスページ https://www.tunecore.co.jp/artist/GENT
― 続いて、萩野陽向子「笑って。」制作のうたれんごりさんです。
ごり:提供メンバーが陽向子と聞いた瞬間に、最初に考えていた楽曲と180度方向転換をしました。以前笑劇派さんの舞台で親子役として共演した事もあり、個人的にも思い入れが深いメンバーという事と、その時の彼女の元気で明るい姿を見、この楽曲じゃダメだと思ったんですね(笑)。
そんな彼女のいいところを引き出すのはどんな楽曲なのか、正直悩みましたが、彼女の名前の漢字にある「陽」「向」を連想させる歌詞にしたいという思いが先立ち、人を元気に笑顔に出来る曲にしようという事で、今回の楽曲が完成しました。
清水:ごりさんは「メロウ」の時に「純粋LOVE!」という曲を提供いただいて、それまでのうたれんさんにはないタイプの曲でとっても新鮮だったんですが、今回は萩野との組み合わせで、これぞ“うたれん”って曲を期待してたのでドンピシャでしたね。歌詞もとってもよくて、メンバー人気1番の曲じゃないかと思います。
― ボーカルレコーディングについて。
ごり:正直僕の書く曲は単純な分、ニュアンスが命だったりします。なので、本人も今回は苦労したんではないか?と思っています。実際レコーディングの時の陽向子は緊張した面持ちでした(笑)。しかし、今出来る精一杯を歌い上げてくれた陽向子には、心から感謝しています。キーも高めで作ったのに、本当によく頑張ってくれました。
― 曲の聴きどころについて。
ごり:アイドルとしての彼女と、曲がリンクしているところですね。なので、楽曲を聴くだけではなく、是非本人に会って、それを体感して頂きたいです。
あとは、今回コーラスワークをベースにゴスペルのイメージも織り込み作ったので、ラストのメインボーカルとコーラスの掛け合いなんかも楽しんで頂けたらと思います。最近のアイドル楽曲らしくない感じをあえて作りましたので(笑)。
― 最後に告知を。
ごり:豊田市では、毎月第一日曜に「足助のかじやさん」というライブカフェで、ゲストをお呼びした2マン形式の定期ライブを行っています。普段の豊田市イベントではあまりやらない、「アーティスト うたれん」としての楽曲も満載でお届けしてますので、イベントでしか僕を見たことない方には是非一度ご来場頂きたいです。ご来場のお客様からテーマを頂き、その場で作詞作曲をする「即興ソング」も名物コーナーとしてありますので、是非一緒に楽しみましょう!
詳しくはうたんれんさんサイト https://utaren.jimdo.com/
楽曲解説その1(全体について、松中啓憲 牧野凪紗「キミシカイナイ」、嶋ア友莉亜「Escape」)
楽曲解説その3(近藤実希「この世界にソウルを放て」、和久田朱里「Summer Glow」、浜川一愛「はつこい」、瑠果「Dream it, Wish it, Do it! 〜夢見ろ・望め・実行せよ!〜」)